今回も近場でちょっとお出かけしたときのフォトブログです。
瑞龍寺とは
瑞龍寺は加賀藩2代藩主の前田利長公の菩薩を弔うために、3代藩主の前田利常によって建立された寺です。
2代藩主の利長が高岡に築城し、この高岡の地で亡くなったそうです。
それを弔うために建てられたのがこの瑞龍寺です。
瑞龍寺の見どころ「伽藍」
「伽藍」とは、寺院の建築物の総称のことらしいのですが、その中でもこの瑞龍寺の伽藍は、鎌倉時代に日本に伝えられた中国の寺院建築を真似して作られたものです。
瑞龍寺の特徴として、「総門」「山門」「仏殿」「法堂」が一直線上に配置され、左に「僧堂(僧が寝起きをしたり、座禅をしたりする場所)」、右に「大庫裡(寺の台所)」が左右対称に配置されています。
そして、その各所が回廊によってつながれているのが特徴です。
この建築様式などが貴重だとされ、国宝に指定されています。
実際に見学へ
まず、初めに見えてくるのが「総門」です。
ドドーンと構えた立派な姿です。
ちなみに一直線で設計されているので、この写真ですでに奥の「山門」「仏殿」まで見えております。
この総門を抜けると見えてくるのがこれまた立派な「山門」。
左右に立派な金剛力士像が睨みを効かせています。
この山門前の砂利はきれいに整えられていて素敵です。
さらにこの山門をくぐると正面に見えるのが「仏殿」。
この写真でも分かるように周りに回廊が建てられているのが特徴です。
周りの回廊はこんな感じ。
とても雰囲気のある回廊です。ここも全て通れます。
左側の方へ行くと、「僧堂」がありました。
これまた雰囲気があります。
さらに奥に進んでいくと「法堂」です。
大きな太鼓がありました。
天井もとても雰囲気があります。
そこから右側の回廊に進むと「大庫裡」と呼ばれる台所があります。
大きな釜がいくつも並んでいました。
ここで、たくさんいた僧のご飯を作っていたのでしょう。
最後に真ん中に位置する「仏殿」へ。
これは後ろにある法堂から見た「仏殿」です。
中に入ると立派な仏様がいらっしゃいました。
天井の木組みのところも歴史を感じてとても良いです。
最後に
隣県でありながら一度も行ったことのなかった「瑞龍寺」。
国宝に選ばれているだけあり、見ごたえのあるお寺でした。
朝の時間帯に行ったので、人も殆どおらず、ほぼ独り占めできたのも最高でした。
行ったことのないところでもこんなすごいところがまだ近くにあるんだなーと思うとなんだか嬉しくなりました。
本日こちらからは以上でーす。