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大移動、のち、大絶景〜イタリア南部マテーラ滞在記第1弾〜

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おはようございます!こんにちは!こんばんは!

 

リアルタイムではイタリア南部のマテーラに滞在中です。

ブログがほぼほぼリアルタイムなのです。素晴らしい。

 

それでは現在滞在中のマテーラについてのブログです。

個人的には今回のイタリア旅では1番来てみたかった都市です!

前回のボローニャ滞在記はこちら「ポルティコ群が世界遺産の街〜ボローニャ滞在記第1弾〜

第2弾はこちら「スナップして、最古の大学見て、塔で疲れて絶景見て、ボロネーゼを食べるブログ〜ボローニャ滞在記第2弾〜

 

使用カメラ・レンズはこちら

Camera:Nikon Z6Ⅱ・Nikon Z7Ⅱ・Leica Q2

Lens:Nikon  Z24-120mm F4, Z50mm F1.2, Z14-24mm F2.8, Z40mm F2, Z85mm F1.8

 

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それではいってみましょう!

 

イタリアを南北大移動

これまで滞在していた都市はボローニャ。北イタリアの都市です。

そして次なる目的地はマテーラです。

イタリアはよくブーツの形に例えられます。膝裏辺りから踵付近までの移動です。

地図上では7時間くらいの移動。実際は電車が遅れたりして8時間位かかりました。

 

長距離の電車だったのですが、1本目の電車はとても快適でした。約6時間で南イタリアのプーリア州の州都バーリに着きます。

この路線はアドリア海沿いを通るので、景色も綺麗でした。

 

バーリはまた今度戻ってくるので、その時に観光します。

バーリからは私鉄に乗り換えて約2時間の距離です。これが単線の路線で、タイムスケジュール通りに運行していないので、すれ違い待ちとかでかなり遅れます。笑

結局約30分ほどは遅延しました。

そんなこんなでやっと着きました、マテーラ!

 

ホテルからもう大絶景

ホテルに着いてすぐこの絶景。

というかホテルのテラスから撮った写真がこちら。

 

すごすぎてもう目を疑いました。

これまでのイタリアの景色とは全く違った景観です。

先にこの景色の写真を載せたのは、これからこの街の歴史を書いてみるからです。どんな街なのかをイメージしてからの方が分かりやすいです。

マテーラはどうしてこのような景観をもつ街なのでしょうか。

 

マテーラの歴史

まずマテーラは南イタリアのバジリカータ州にある街です。人口は約6万人です。

旧市街の街並みは「マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園」として世界遺産に登録されています。

 

世界最古の居住群の1つ

マテーラは「旧石器時代の紀元前10世紀頃から人が住んでいた」という説があり、世界で最も古くから人類が継続的に居住している集落の1つとされています。

街の裏側に広がる渓谷には、風や雨の侵食によって自然に形成された洞窟が無数にあり、そこに人が住み着いたのが始まりとされます。

 

キリスト教徒の隠れ家と発展

8〜13世紀にかけて、イスラム勢力の迫害から逃れたキリスト教の修道士たちがこの洞窟に身を隠し、住居や教会を構え始めました。石灰岩でできた斜面を新たに掘り、家や道路が作られ、徐々に街らしい姿になっていったといいます。

この住居群は「サッシ(岩を意味するイタリア語の複数形)」と呼ばれています。

さらに15世紀頃からは、オスマン帝国に追われたアルバニア人やセルビア人も移住してきます。地中海交易の発展とともに繁栄し、1663年にはバジリカータ州の州都となり、最盛期を迎えます。

 

強制移住。そして無人の廃墟

街や人口の拡大し、街が繁栄するとともに、貧富の差を産みました。

裕福な人々は新たに整備された高台の地域に移り住み、サッシ地区の洞窟住居には貧しい人々のみが取り残されました。

1806年に州都が現在のポテンツァに移されたことをきっかけにさらに衰退が加速。

 

当時、洞窟住居には水道などはもちろん無く、劣悪な環境でした。さらに家畜と共に住まざるを得ない状況。

このような劣悪な衛生環境から死亡率が増加。次第に行政機能も失い、荒れていったそうです。

これを見かねたイタリア政府は1954年に全ての住民を新市街地へ移住させました。

その結果、このサッシ地区は誰も人が住んでいない無人の廃墟となったのです。

 

観光で復活し世界遺産へ!

こんな出来事があり一度は放棄されたマテーラですが、これらのユニークな歴史や文化的背景が見直され、1993年に世界遺産に登録されます。政府の主導により、3000戸ほどの洞窟住居の一部はホテルやレストラン、美術館などに改装され、観光地としての復活を成し遂げます。

 

個人的にもマテーラの景観はヨーロッパでありながら異世界感がめちゃくちゃ強く、中東とかの渓谷沿いの街のような雰囲気を感じます。

このような唯一無二の景観を見てみたいとずっと思っていたので、今回遠いのですが来てみたわけです。

 

説明が長くなってしまいましたが、ここからしっかりブログにします!笑

 

旧市街のサッシ地区を散策

着いたのは午後7時頃。もう夕方です。

サッシ地区の内部は階段がめちゃくちゃ多いです。

さらに石がとても滑りやすいので、歩きやすい靴で来ましょう。

 

奥にはこの街のシンボル的なドゥオモが見えます。

 

移動に次ぐ移動で腹が減ったので、まずは夕飯です。

 

イタリア語しか話せないおばちゃんがやっている食堂的なところでした。

めっちゃ手作り感が満載の鍋から3品選んで温め直してくれるスタイル。

 

店の前の野良猫に餌をあげていました。

猫好きに悪い人はいないですからねー。

 

こんなお店です。めちゃくちゃ家庭的な味で美味しかったです!

 

サッシ地区は人がそこまでたくさん歩いているわけではないので、散策しやすいです。

 

渓谷沿いの斜面を削ってできた街なので、坂がとにかく多いです。

 

縦にどんどん広がっていく街の姿はとても見応えがありますよねー。

 

日もかなり傾いてきました。そろそろ展望台に向かいます。

 

展望台からの夕暮れマテーラ

奥のドゥオモが夕日に照らされてオレンジ色に染まっています。

 

このヨーロッパ旅中に何度も言っていますが、夕暮れ時や夜の景色を見られるのは宿泊者だけです。

小さな街でも1泊はすることをおすすめします。

 

日が暮れるとライトアップもされてきました。

先程の夕日といい、マテーラの街並みは基本的に白なのでどの色にも馴染みます。

 

マテーラ夜散歩

今回は宿泊するといってもたった2泊。笑

2泊しか無いので、夜も初日から散歩してみます。

 

白色の建物や階段が電灯のオレンジ色に染まっています。

 

遠くのドゥオモも存在感がありますね。

 

夜のサッシ地区は人がかなり少ないです。

 

その代わり、レストランでおこぼれを待っているネコがいました。

 

近づいては来ませんでしたが、それなりに人には慣れていそうな感じでした。

 

こじんまりとしたレストランもチラホラあります。

マテーラの夜。前回までのボローニャと比べると比較的涼しかったので、散歩しやすかったです。

 

最後に先程の展望台から夜景を。

オレンジの暖色系の明かりに統一されたサッシ地区です。

とてもキレイな夜景を見ることができました。

 

今回はここまで

今回はここまでです。

マテーラの歴史的な説明と、到着初日の散歩の様子をブログにしました。

次回は丸1日使ってこのマテーラを散策した様子を書きます。写真多め、絶景多めです!

お楽しみにー!!

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それでは、こちらからは以上でーす!

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