おはようございます!こんにちは!こんばんは!
リアルタイムではアルベロベッロから隣町のロコロトンドに移動してきました。
ロコロトンドは全く知識がないほど小さな街です。こちらの街で2泊、ゆっくりと過ごしたいと思います。
前回まではマテーラについてのブログでした。
第1弾ほこちら「大移動。のち、大絶景〜イタリア南部マテーラ滞在記第1弾〜」
第2弾はこちら「洞窟住居が広がる異世界の街〜イタリア南部マテーラ滞在記第2弾〜」
今回はマテーラから移動して同じ南イタリアの世界遺産の街、アルベロベッロでの滞在記になります。
使用カメラ・レンズはこちら
Camera:Nikon Z6Ⅱ・Nikon Z7Ⅱ・Leica Q2
Lens:Nikon Z24-120mm F4, Z50mm F1.2, Z14-24mm F2.8, Z40mm F2, Z85mm F1.8
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それではいってみましょう!
近いのに大移動
まずは移動から。
マテーラとアルベロベッロ。この2都市は直線距離では近いです。
このように車で移動すれば約1時間の距離です。
しかし、公共交通機関で移動するとなると。。。
このように北か南の大きな街を経由し、最短でも3時間かけていかなければいけません。
もちろんタクシーのようなサービスはあるのですが、1台で約100ユーロします。笑
私たちはマテーラに来る時に使った私鉄でバーリまで戻り、そこからバスでアルベロベッロに移動しました。
乗り継ぎもかなりスムーズに行った方で、商用時間は約4時間。この距離なのに4時間かかるのは南イタリアの個人旅行の難易度が高いことが分かりますね。
しかし電車の車窓からはこんな感じののどかな風景が広がります。
景色を楽しむことができるとはいえ、2時間は長いです。
そして、バーリから乗り換えたバスがかなりキツかったです。
電車でも行けるのですが、乗り継ぎ入れて2時間半かかるものしかなかったので、バスを選択。
しかし、この私鉄の会社のバスは指定席がない。さらにチケットは際限なく発行している。
と、いうことでバス乗り場にはアルベロベッロやその先の街に行きたい客が殺到。人波をかき分けて定員までに乗り込めないと次の便(1時間半後)まで待たなければいけない。
というかなりハードな状況でした。バスに乗り込むために列なんてありませんでしたので、かき分けてかき分けてギリギリ乗り込むことができました。ここで遠慮してかき分けて進めないと永遠に乗れません。笑
その場合は電車で行けば良いのですがねー。バスだと直通1時間。電車だと乗り継ぎ2時間半。そりゃバスが人気ですよねー。
バス内も気温37℃の中ほぼエアコンなし。みんな汗だくで乗ってました。笑
今回のヨーロッパ旅では1番ハードな移動だったと思います。だから多分忘れられない移動になりました。笑
こんな経験を後で笑って話せる人生って良いですよねー。
そんなこんなな移動を経て到着した街、アルベロベッロ。
どんな街なのでしょうか。
世界遺産の街、アルベロベッロ
まずは到着して最初の写真をどうぞ。
トンガリ屋根が連なる可愛らしい街、こちらがアルベロベッロでございます。
アルベロベッロはバーリと同じイタリア南部のプーリア州に属し、オリーブで有名な農村地帯に囲まれた人口約1万人ほどの小さな村。
迷路のように入り組んだ小道沿いに、トゥルッリと呼ばれる円錐形の屋根をもつ白い家々が並び、世界でも類を見ない独特な景観を作り出している街です。
「アルベロベッロのトゥルッリ」として1996年には世界遺産にも登録されています。
アルベロベッロの歴史
14世紀半ばまでは無人の土地だったものの、当時の領主がナポリ王に無断で町を興し、土地開拓のために農民たちを移動させたのが始まりだそうです。
そして15世紀頃に石灰岩で造られた建物が多く建築されたといわれています。その後、モルタルを使わずにトゥルッリと呼ばれる屋根を建てるようになり、現在に至るそうです。
アルベロベッロの名前の由来
アルベロベッロは「美しい木」という意味があるそうです。トゥルッリが建ち並ぶ街並みが美しい並木のように見えることから名付けられました。
それ以外でもラテン語で「戦争の森」を意味するシルヴァ・アルボリス・ベッリカラ来ているという説もあるそうです。この地が作物が育ちやすい肥えた土壌だったため、周辺地域が植民地化を狙って激しく衝突したという歴史があるそうです。そこから「争いを生む土地」ということでこの名前がついたとか。
おおまかにはこの2つの説があるそうです。
その街の名前の由来って、考えると面白いですよね。
トゥルッリがトンガリ屋根の理由
アルベロベッロといえばこのトンガリ屋根。これにも理由があるそうで。
もともとは17世紀にこの村を治めていた領主が、税金対策のために住民に強要した建築方法だそうです。
当時のナポリ王は、屋根の数に応じて税金の徴収をしていたため、領主はすぐに解体できる家を造って支払いを免れようとしたのだそう。
トゥルッリの屋根は三角形になっていますが、これは平らな石灰岩を円錐形に積み上げているだけで接着剤などは使われていません。さらに土台や骨組みもないので、簡単に解体できるというわけです。当時の住民にとっては、税金の取り立ての人が来る度に家を壊されるので、めちゃくちゃ困る政策だったそうです。
そりゃ、定期的に家を壊されて、もう1回造らなきゃいけないって、面倒くさ過ぎますよね。笑
ちなみに現在は屋根の数で税金は治めていないので、壁部分はしっかりと接着されているそうです。
アルベロベッロを散策
そんなユニークな歴史がある街アルベロベッロ。
ちなみに日本のどこか姉妹都市なのですが、分かりますか?
正解は白川郷です。
歴史的な建築技術が使用され、現在でも住居として使用されていることなどからそうなったそうです。
確かに合掌造りとトゥルッリの形も似てますもんね。
これらのトゥルッリは1つの部屋に1つの屋根があるような造りだそうです。
壁が白いのは石灰岩が使われているからだそうで、強い日差しを跳ね返すメリットもあるとか。
遠くから見るととんがったトゥルッリが連なって独特な景観ですよね。
しかし、日中は暑過ぎる&観光客も多いです。
高い建物もそれほどないので、影も少ないです。
人がはけるタイミングを狙って撮ります。
これは手前の鉢植えなどで人を隠しました。観光地で写真を撮るときのテクニックですね。笑
ここもマテーラ同様、地面が滑りやすいですので歩きやすい靴をおすすめします。
トゥルッリが並ぶ歴史地区には、この建物を使ったお土産屋さんが数多くあります。
さすが一大観光地です。
日本でも「南イタリア周遊!」とかのツアーがあると大体このアルベロベッロが表紙になっている気がします。
ベスパが多いのはイタリアどこでも。
こんな小道の雰囲気が良いですね。
もちろんレストランやカフェなどもあります。
ちなみに暑すぎたので、この散歩は夕方まで待ってから行きました。
白い街並みにカラフルな花が似合います。
ここで夕飯です。こちらはオレキエッテと呼ばれるパスタ。英語では「Ear Pasta」と訳されるそうで、耳たぶの形をしています。もちもちとした食べごたえのある食感です。
このオレキエッテはここプーリア州で生まれたパスタだそうです。
もちろん味付けも色々なものがありますよー。
ご飯食べたらもう少し散策。
車が通る道もあります。
夕暮れの白い街並みと花が合いますねー。
ちなみに屋根をアップにするとこんな感じです。
歴史地区の1番上には小さな教会があります。
ここまで登ってきたので、下りていきます。
夕暮れ時でお土産屋さんにもライトが灯ってきました。
ひたすら下っていきます。
サボテンも多いですね。暑くて雨が少ない地方だからでしょうか。
こんな坂を下っていると。。。
お店の前で寛ぐネコ発見。
撫でられて
おねむです。
珍しく触らせていただけるネコでしたー。
今回はここまで
この後、夜の散歩にも行ったのですが、写真が多くなりそうなので今回はここまでにします!
次回はこの続きの夜の歴史地区散歩。そして次の日の早朝の散歩の様子などをブログにしていきます!
お楽しみにー!
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それでは、こちらからは以上でーす!